実績 / 企画支援・設計・構築
製造業の海外発信を支える「ENGINE.」を約2か月で構築。
企画支援から2つのCMSのスクラッチ開発まで
日本とアジアの製造業をつなぐ BtoB メディアプラットフォーム「ENGINE.」。TechJapan合同会社は、サービスの企画支援、Web サイトの設計・構築、会員向け CMS と運営向け CMS のスクラッチ開発を担当しました。
開発期間は約2か月。Web サイトの制作だけでなく、企業が継続的に情報を発信し、それを検索エンジンや生成 AI が理解できる仕組みまでを設計しました。
プロジェクト概要
ENGINE. の構築で担当した範囲
| プロジェクト | ENGINE. |
|---|---|
| 対象 | 製造業向けグローバル BtoB メディア |
| 担当範囲 | 企画支援、要件整理、設計、Web サイト構築、CMS 開発 |
| 開発方式 | 会員 CMS・運営 CMS のスクラッチ開発 |
| 構築期間 | 約2か月 |
| 言語 | 日本語・タイ語・英語 |
| 検索対応 | SEO・AEO・AIO を考慮した情報設計 |
| Web サイト | https://engine-asia.com/jp |
背景
優れた技術があっても、海外の顧客に見つけてもらえなければ商談は生まれない
日本には優れた製品や技術を持つ製造業が数多く存在します。しかし、その価値が海外の潜在顧客に十分伝わっているとは限りません。
企業の Web サイトがあっても、現地の言語で情報が提供されていなかったり、製品の特徴を探しにくかったりすれば、取引先の候補として認識してもらう機会を失います。
ENGINE. は、こうした情報の壁を越えるための BtoB マーケティングプラットフォームです。企業情報、製品・サービス、技術紹介、取材記事、動画などを多言語で発信し、日本からアジアへ、アジアから日本へ、新しいビジネスの接点をつくることを目指しています。
今回の開発では、情報を掲載するだけの Web サイトではなく、企業とメディア運営者が情報を継続的に蓄積できる仕組みを構築することが重要でした。
企画支援・情報設計
企画支援から情報設計、システム構築まで
担当したのは、用意されたデザインを Web サイトにする作業だけではありません。サービスの目的や利用者の役割を整理し、どのような情報を、誰が、どのように管理・公開するのかを設計するところから支援しました。
特に意識したのは、企業情報とメディアコンテンツを個別のページとして終わらせないことです。企業概要、製品、技術、ニュース、取材記事といった情報を関連付け、訪問者が興味を持った記事から企業情報へ、さらに製品・サービスへと進める構成を目指しました。
情報の整理は、利用者の探しやすさだけでなく、検索エンジンや生成 AI による内容の理解にも関係します。
CMS 開発
会員向け・運営向けの2つの CMS をスクラッチ開発
| CMS | 使う人 | 扱う情報 |
|---|---|---|
| 会員向け CMS | 掲載企業 | 企業ごとのマイクロサイトに載せる企業概要、製品・サービス、ニュース、展示会情報 |
| 運営向け CMS | メディア運営者 | 取材記事、動画、企業情報など、メディアとして発信するコンテンツ |
会員向け CMS
ENGINE. では、企業ごとに情報発信の拠点となるマイクロサイトを持つ構想を採用しています。企業概要、製品・サービス、ニュース、展示会情報などを継続的に蓄積できるよう、会員向けの情報管理機能を独自開発しました。
運営向け CMS
メディアを継続的に運営するためには、取材記事や動画、企業情報などのコンテンツを扱う運営側の仕組みも必要です。会員向けとは別に、メディア運営を支える CMS をスクラッチで構築しました。
既製の CMS をそのまま導入するのではなく、ENGINE. の事業構造に合わせて設計したことが本案件の特徴です。企業の情報発信とメディア運営の両方を支える仕組みを、ひとつのプラットフォームとして構築しました。
SEO・AEO・AIO
SEO だけではなく、AEO・AIO を前提とした Web サイト設計
今回の開発では、Web サイトを人間が読むことに加えて、検索エンジンや生成 AI が情報を正しく取得し、理解できることも重視しました。
SEO: 検索エンジンに情報を正しく伝える
検索エンジンが各ページの内容と関係を把握できるよう、HTML への本文出力、JSON-LD による構造化データ、正規 URL(canonical)、多言語の代替 URL(hreflang)、サイトマップなどを設計対象としました。特に多言語メディアでは、どのページがどの言語の情報なのかを明確にすることが重要です。
AEO: AI の回答に利用しやすい情報構成
AEO(Answer Engine Optimization)は、検索や AI による質問への回答で、Web サイトの情報が理解・参照されやすいように整える考え方です。ENGINE. では、質問に直接答える文章、要点を把握しやすい見出し構造、記事や FAQ の構造化データなどを通じて、情報を適切な単位で理解できる構成を採用しました。
AIO: 生成 AI が情報を取得しやすい技術基盤
AIO については、生成 AI のクローラーがコンテンツを取得し、利用しやすい状態をつくることを重視しました。通常の HTML に加え、ページの情報を機械処理しやすい JSON 形式や Markdown でも提供する仕組みや、llms.txt、AI クローラーへのアクセス方針などを考慮しています。
これらを実装すれば検索順位の向上や AI の回答への引用が保証されるわけではありません。大切なのは、企業が発信した一次情報を、人にも機械にも矛盾なく伝えられる基盤をつくることです。
期間
約2か月で、メディアと CMS の基盤を構築
企画支援から設計、Web サイト構築、2種類の CMS 開発まで、今回の構築期間は約2か月でした。
短期間での開発においても重視したのは、公開時点の画面を完成させることだけではありません。企業や製品の情報が増え、記事が蓄積され、運営が続いていくことを前提に、情報の持ち方と更新する仕組みを設計しました。
新しい情報が増えるたびに、顧客に見つけてもらえる可能性が広がっていく。その仕組みを支えることが、今回の開発で目指した価値です。
ご相談
Web サイト制作から、事業を支えるシステム開発まで
事業の目的と利用者の行動から必要な機能を整理し、企画・設計・開発まで対応しています。ENGINE. は、Web サイトの情報設計と、会員・運営者が利用する業務システムの構築を一体で進めた事例です。
既存の CMS では対応しにくい会員制サイト、BtoB プラットフォーム、企業向けポータルサイトなどについても、必要な機能を見極めながら独自開発をご提案できます。
「こんな Web サービスを作りたいが、仕様はまだ決まっていない」という段階からでもご相談いただけます。
開発内容・対象範囲を伺い、個別にお見積もりします。初回のご相談は無料です。
