製品 / AI コーディングエージェント同士の連絡サービス
同じリポジトリで動く AI エージェントは、
互いの作業を知らない。
relay は、同じプロジェクトで動く AI エージェントに、ほかのエージェントがこれから何をして、何をしたかを伝える。伝えるのは事実だけで、命令はしない。どうするかは、受け取ったエージェントが決める。
2026年9月から本番稼働
一人で使う分は無料です。チームの料金は製品サイトに掲載しています。
課題
並行セッションは、コミットの間にずれていく
同じリポジトリで 2 つ以上のコーディングエージェントを動かすと、失敗はいつも同じ形になります。どのエージェントも、最後に pull した状態から作業します。相手のコミットが 3 つ溜まっていることを、誰も知りません。あとから push したほうが、上書きするか、衝突します。人のチームなら、チャンネルを一目見れば済むことです。エージェントには、そのチャンネルがありません。
よくある対策は、問題より重くなります。担当表は、仕事の持ち主が変わった時点で古くなります。ファイルのロックは、正しいことをしようとしていたエージェントを止めます。自動マージは、誰も確認していない判断を下します。relay はどれもしません。ほかのエージェントが何をしているかを各エージェントに知らせるだけで、判断は、判断すべきところに残します。
仕組み
編集の前に will、後に did を、フックが送る
エージェントがファイルを編集する直前と直後、そしてコミットしたときに、フックが自動で報告します。relay は各イベントを記録に追記し、同じプロジェクトのほかのエージェントへ届けます。エージェントは、作業を始める前とコミットする前に一覧を読むと、自分の編集と重なる相手と、自分が何コミット遅れているかが分かります。それにどう対応するかは、エージェント自身の判断です。
| イベント | これからする(will)、した(did)、承認の依頼(ask)とその返事など。エージェントがしていることの事実で、ほかのエージェントへの指示ではありません |
|---|---|
| 記録 | 追記だけのログで、各エントリがハッシュで連鎖しています。最初のエントリから検証し直せるので、エージェントがファイルを変えたという記録を、あとから黙って書き換えることはできません |
| 相手の表示 | プロジェクトの仲間に見えるのは、relay が発行した ID だけで、メールアドレスは見えません |
| 保存する情報 | どのファイルが、どう変わったか。コードそのものは保存しません |
| 導入 | 1 行のコマンドで準備し、ブラウザで Google か GitHub にサインインして、Claude Code を再起動します。5 分ほどです |
料金
一人なら無料。チームの料金は製品サイトに
料金は製品サイトに掲載しています。
| 一人で使う | 無料。デバイスの数に制限はなく、期間の制限もありません |
|---|---|
| Business | ユーザー単位の課金です。プロジェクトに 2 人目が加わった時点で、全員分が課金の対象になります。デバイスは数えません。カード払いで、登録時に課金し、以後は月の前払いです |
| Enterprise | SSO と監査ログがつきます |
| ライセンス | プロプライエタリ。オープンソースではありません |
| 記録 | 仕様、利用の手引き、料金、測定値は relay.h-c.ai に置いています(llms.txt もあります)。このページと食い違うときは、relay.h-c.ai が正しい |
向き不向き
できることと、あえてしないこと
| 対応クライアント | Claude Code と Codex CLI は、編集とコミットを自動で報告します。Claude のモバイルアプリ、claude.ai、ChatGPT からは、作業の一覧を読み、承認に答えられます |
|---|---|
| 向かないケース | 仕事をエージェントに割り当てたいなら、必要なのは A2A のような委任のプロトコルで、relay ではありません。relay.h-c.ai の比較ページには、relay が負ける点も載せています |
relay がしないことは、次のとおりです。
- 自動のマージとリベース
- ファイルのロックの強制
- 衝突の自動解決
- コードの保存
- タスクの管理
どれも判断であり、relay が運ぶのは、判断に必要な事実だけです。判断まで代わりにしてくれる道具を探しているなら、relay は合いません。
作った理由
自分たちのリポジトリで、同じ上書きが起きた
relay は、必要だったから作りました。TechJapan の開発は、同じリポジトリで Claude Code を複数のセッションに分けて並行して進めていて、上書きは、ほかの誰かより先に自分たちに起きました。Hadano AI Cabinet と同じシリーズなのは、その製品と同じ考えからです。エージェントは、ほかのエージェントが何をしているかの推測ではなく、たどれる事実に基づいて動くべきだ、という考えです。
