オントロジー構築・ナレッジグラフ設計

LLM・RAGが期待通りに動かない根本原因は、知識の「非構造化」。
企業の知識とデータを、AIが正しく扱える形に構造化する専門支援です。

LLM単体では、知識は積み上がらない

生成AIが「コストばかり上がって成果が出ない」と感じる背景には、LLMそのものが抱える2つの構造的な限界があります。

① 記憶を持たない

LLMはセッションや会話をまたいで過去を覚えていません。毎回、必要な知識を文脈として渡し直す必要があり、使うほどに組織の知見が積み上がっていかない。

② 文脈が長いほど高コスト・低精度

関連しそうな知識を片端から渡せば、トークン課金が膨らみます。さらにノイズが増えて回答精度はむしろ低下し、ハルシネーションを誘発する。

TechJapanのアプローチ

知識をオントロジー/ナレッジグラフで構造化し、そのとき本当に必要な知識だけを、欠損なくLLMに渡す独自の手法で、この2つの限界を同時に解きます。コストを抑えながら、組織の知識を「AIが正しく使える資産」として積み上げていく設計です。

デジタル庁ハッカソン受賞作では、この考え方でデータ量を約35%削減しながら、分散しがちな法令知識を構造化しました。受賞の詳細 →

生成AIが「使えない」のは、
モデルではなく知識構造の問題

LLMを導入しても精度が出ない・ハルシネーションが止まらない・社内検索が当たらない。その多くは、知識が構造化されていないことに起因します。

検索が当たらない

用語の揺れ・同義語・略語が整理されておらず、RAGの検索ヒット率が上がらない。必要な文書に辿り着けない。

ハルシネーションが止まらない

概念間の関係や制約が定義されていないため、LLMが文脈を取り違える。回答の根拠を辿れない。

データがサイロ化している

部門・システムごとにデータの意味がバラバラ。横断的に問い合わせられず、AIが全体像を扱えない。

知識を「AIが推論できる構造」に変える

オントロジー設計からナレッジグラフ構築、RAG基盤の実装・評価まで一気通貫で支援します。

オントロジー / タクソノミ設計

ドメインの概念体系・関係・制約を定義し、用語の揺れを統制。語彙(Vocabulary)と分類体系を整備し、知識の共通言語を作ります。

ナレッジグラフ構築

グラフDB(Neo4j等)で概念とエンティティを関係づけ、横断的に問い合わせ可能な知識基盤を構築。文書からのエンティティ・関係抽出も自動化します。

RAG基盤 / セマンティック検索

ベクトル検索とグラフを組み合わせたハイブリッドRAGを設計・実装。検索精度を高め、根拠(出典)を辿れるLLM回答を実現します。

「やれます」ではなく「やっている」

オントロジー・ナレッジグラフは、当社が自社の開発基盤として日々運用している中核技術です。

自社ナレッジグラフ基盤の運用

Neo4j+ベクトルDBによるナレッジグラフ/オントロジー基盤を自社のAI開発基盤として構築・運用。コード・設計・意思決定を横断検索する実運用知見があります。

デジタル庁ハッカソンでの実証

日本法令標準XMLを基盤とした条文の構造化解析で「法令等データ利活用賞」を受賞。複雑な制度知識をAIが扱える形に構造化した実績です。受賞の詳細 →

RAGのコスト最適化R&D

RAGによる知識データの圧縮で、ベクターDB/グラフDBの運用コストとLLMトークン数を削減(受賞作で約35%削減を実証)。研究の詳細 →

Phase 01

知識資産の棚卸し・オントロジー設計

対象ドメインを分析し、概念・関係・制約を定義。AIが推論できる知識の骨格を設計します。

  • ドメイン分析・既存データ/文書の棚卸し
  • 概念体系・関係・制約の定義(オントロジー)
  • 用語統制・タクソノミ・語彙の整備
  • スキーマ設計・標準語彙(schema.org等)との整合

知識設計

Ontology Design

グラフ構築・RAG実装

Knowledge Graph & RAG

Phase 02

ナレッジグラフ構築・RAG実装

設計したオントロジーを基に、知識基盤と検索エンジンを実装。既存データから知識グラフを構築します。

  • グラフDB(Neo4j等)・ベクトルDBの構築
  • 文書からのエンティティ・関係抽出パイプライン
  • ハイブリッドRAG(ベクトル×グラフ)の実装
  • LLM連携・出典を辿れる回答生成
Phase 03

評価・運用・内製化

検索精度を定量評価し、知識基盤を継続的に育てられる体制を整備。最終的に貴社内で自走できる状態へ。

  • 検索精度・回答品質の定量評価(リトリーバル指標)
  • オントロジー/グラフの更新・保守フロー設計
  • ガバナンス・権限・データ品質管理
  • 社内人材への移管・トレーニング

評価・内製化

Evaluation & Enablement

想定ユースケース

社内ナレッジ検索・社内RAG

規程・マニュアル・過去案件・議事録を構造化し、根拠付きで answers を返す社内AIアシスタントの基盤に。

法令・規程・コンプライアンス

法令・社内規程・契約を構造化し、改正影響の追跡や条文横断の照合を可能に(ハッカソン受賞領域)。

製品・部品・技術情報の統合

製造・技術ドメインの分散したマスタ/仕様を知識グラフで統合し、横断的な問い合わせを実現。

既存RAGの精度改善

すでにRAGを導入したが精度が出ない場合に、オントロジー・用語統制・ハイブリッド検索で立て直し。

関連インサイト

料金・進め方

まずは無料相談で、貴社の知識資産と課題を整理。スコープに応じてお見積もりします。

知識を、AIが使える資産に。

「LLMを入れたが精度が出ない」「社内検索が当たらない」——その根本原因から一緒に解きます。