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オントロジー設計 / ナレッジグラフ / AI 検索

RAG を入れたのに、
答えが信用されない。

原因の多くは、AI のモデルではなく、社内の言葉と知識の整理にあります。部署ごとに違う呼び名と、ものごとの関係を整える「オントロジー設計」で、根拠を示して答える AI 検索に作り直します。

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開発内容・対象範囲を伺い、個別にお見積もりします。

こんなときに

使われなくなる AI 検索で、よく起きていること

  • 流暢に答えるが、ときどき間違えるので、結局だれも使わなくなった。
  • ふつうの言葉で探せば出る文書は出るのに、業務を知っている人なら探し当てる文書が出ない。
  • 埋め込みモデルを替えると精度が上がり、別の質問では下がる。なぜそうなるのか、だれも説明できない。
  • 直すたびにプロンプトが長くなっていく。
AI 検索が答えるまでの 4 段階と、間違いが生まれる場所
  1. 質問 社内の言葉のまま
  2. 検索 該当する箇所を探す ここで正しい箇所を拾えないと、間違った箇所から答えを作ることになる
  3. 生成 拾った箇所から文章にする
  4. 回答 出典を添えて返す

モデルを替えても直らないのは、間違いがその手前の検索で生まれているからです。

原因

原因は、たいてい 3 つです

  1. 01

    用語がそろっていない

    営業は「顧客」、請求は「取引先」、契約書は「相手方」。質問と文書で呼び名が違うと、正しい箇所が候補から落ちます。

  2. 02

    概念どうしの関係が書かれていない

    製品から部品、工程、不具合へとたどる関係が担当者の頭の中にしか無いと、検索は質問に似た文書を返すことしかできません。

  3. 03

    部署ごとに意味が分かれている

    2 つのシステムの「状態」という項目が、別の意味で使われている。1 つの索引にまとめると、気づきにくい間違いが出ます。

言葉のズレで、AI が間違えるしくみ

営業担当の質問 「顧客の A 社、更新はいつ?」

部署ごとに呼び名が違うまま

  • 営業メモ 「顧客」A 社。更新の提案は 4 月に 拾える
  • 請求データ 「取引先」A 社 拾えない
  • 契約書 「相手方」A 社。期間満了日は 3 月 31 日 拾えない

AI の答え 「4 月です」 拾えた営業メモだけから作った、自信ありげな間違い

用語を
そろえる

1 つの概念に、1 つの名前

取引先(別名: 顧客・相手方)、満了日(別名: 更新日・期間満了日)と定義する

  • 営業メモ 「顧客」A 社 拾える
  • 請求データ 「取引先」A 社 拾える
  • 契約書 「相手方」A 社。期間満了日は 3 月 31 日 拾える

AI の答え 「3 月 31 日です」 出典: 契約書 第 12 条

関係が書かれていれば、質問から答えまでたどれる

質問 「製品 X で出たこの不具合は、どの工程で起きた?」

  1. 製品 X
  2. 使っている部品
  3. 部品 Y
  4. 作っている工程
  5. 工程 Z
  6. で起きた不具合
  7. 不具合 W

進め方

5 つの手順。どれもモデル選びから始めません

  1. 1 棚卸し何が、どこにあるか
  2. 2 用語の統制1 つの概念に 1 つの名前。同義語をまとめ、同音異義を分ける
  3. 3 構造クラスと、その間の関係
  4. 4 制約必ず成り立つこと、両立しないこと
  5. 5 測るグラフを作り、固定した質問集で精度を測る

検索は、該当する箇所を先に探し、定義した関係に沿って広げる作りにします。作業の前と後には、同じ質問集で精度を測り、数字でお伝えします。

範囲

依頼できること

01

知識資産の棚卸し

何が、どこにあり、だれが更新しているかを書き出します

02

オントロジー設計

クラス、関係、制約を定め、用語を 1 つの概念に 1 つの名前へ統制します

03

ナレッジグラフの構築

Neo4j などのグラフデータベースに、設計どおりの実体を作ります

04

根拠をたどれる検索

先に該当箇所を探し、定義した関係に沿って広げます。ベクトル検索は必要なところで加え、類似度だけの経路にはしません

05

検索精度の定量評価

固定した質問集(ゴールドセット)で、作業の前と後の精度を比べます

06

運用と保守の引き継ぎ

用語集と関係を、社内で更新し続けられる手順にしてお渡しします

始め方
費用開発内容・対象範囲を伺い、個別にお見積もりします。
初回のご相談無料です
最初の範囲業務を 1 つに絞った用語の棚卸しから始めます。全社の用語辞書から始めると、たいてい途中で止まります
最初に効くこと多くの場合、グラフを作る前の用語の統制だけで、検索の取りこぼしの大きな原因が 1 つ消えます

使われる場面

よく使われる場面

  • 社内ナレッジ検索・社内 RAG — 規程、マニュアル、過去の案件、議事録から、出典つきで答える
  • 法令・社内規程・契約の構造化 — 条文どうしの参照や、改正の影響をたどれるようにする
  • 製品・部品・技術情報の統合 — システムごとに分かれたマスタや仕様を、1 つの関係でつなぐ
  • 精度の出ない RAG の立て直し — 用語の統制と関係の定義で、検索から組み直す
  • kintone の業務データ — 項目の意味と用語を定義し、AI が取り違えないようにする(AI × kintone)

自社での実践

自社の製品でも、同じ方法を使っています

自社の検索エンジン Hadano AI Cabinet でも同じ方法を使い、測定の記録を h-c.ai に公開しています。法令データを構造化したシステム「復興コンパス」は、デジタル庁「法令」×「デジタル」ハッカソンで、代表の興野が参加したチームとして法令等データ利活用賞を受賞しました(受賞の記事)。進め方の詳細は設計の記事に書いています。

よくある質問

よくある質問

RAG を導入したのに精度が出ません。原因は何ですか。

多くの場合、モデルではなく知識の構造に原因があります。用語の揺れや同義語・略語が整理されていない、概念どうしの関係や制約が定義されていない、部署ごとにデータの意味が違う。この状態では検索が正しい箇所を拾えず、LLM も文脈を取り違えます。

オントロジーとナレッジグラフは、何が違いますか。

オントロジーは、概念・関係・制約を定めた設計書です。ナレッジグラフは、その設計書どおりに実際のデータを入れた実体です。設計書なしにグラフを作ると、データを入れるほど矛盾が増えます。

どこから着手しますか。

業務を 1 つに絞り、その業務で使われている用語の棚卸しから始めます。AI が実際に間違えた質問を 20 件ほどお送りいただくと、原因の見当が早く付きます。

すでに作った RAG を立て直すこともできますか。

できます。用語の統制、関係の定義、根拠をたどれる検索への組み替えで立て直します。作業の前と後で、同じ質問集を使って精度を測ります。

kintone のデータにも使えますか。

使えます。kintone のアプリは項目と関係が決まった業務データなので、項目の意味と用語を定義すると、AI が取り違えにくくなります。kintone 側の開発は AI × kintone のページをご覧ください。

費用はどれくらいですか。

開発内容・対象範囲を伺い、個別にお見積もりします。最初の範囲は業務 1 つ分と小さく決めます。初回のご相談は無料です。

運用は自社でできるようになりますか。

はい。用語集と関係を更新し続ける手順の設計と、社内への引き継ぎまでを範囲に含めています。

うまくいかなかった質問を、持ってきてください。

原因の見当が早く付きます。初回のご相談は無料です。