01
知識資産の棚卸し
何が、どこにあり、だれが更新しているかを書き出します
オントロジー設計 / ナレッジグラフ / AI 検索
原因の多くは、AI のモデルではなく、社内の言葉と知識の整理にあります。部署ごとに違う呼び名と、ものごとの関係を整える「オントロジー設計」で、根拠を示して答える AI 検索に作り直します。
開発内容・対象範囲を伺い、個別にお見積もりします。
こんなときに
モデルを替えても直らないのは、間違いがその手前の検索で生まれているからです。
原因
営業は「顧客」、請求は「取引先」、契約書は「相手方」。質問と文書で呼び名が違うと、正しい箇所が候補から落ちます。
製品から部品、工程、不具合へとたどる関係が担当者の頭の中にしか無いと、検索は質問に似た文書を返すことしかできません。
2 つのシステムの「状態」という項目が、別の意味で使われている。1 つの索引にまとめると、気づきにくい間違いが出ます。
営業担当の質問 「顧客の A 社、更新はいつ?」
部署ごとに呼び名が違うまま
AI の答え 「4 月です」 拾えた営業メモだけから作った、自信ありげな間違い
用語を
そろえる
1 つの概念に、1 つの名前
取引先(別名: 顧客・相手方)、満了日(別名: 更新日・期間満了日)と定義する
AI の答え 「3 月 31 日です」 出典: 契約書 第 12 条
質問 「製品 X で出たこの不具合は、どの工程で起きた?」
進め方
検索は、該当する箇所を先に探し、定義した関係に沿って広げる作りにします。作業の前と後には、同じ質問集で精度を測り、数字でお伝えします。
範囲
01
何が、どこにあり、だれが更新しているかを書き出します
02
クラス、関係、制約を定め、用語を 1 つの概念に 1 つの名前へ統制します
03
Neo4j などのグラフデータベースに、設計どおりの実体を作ります
04
先に該当箇所を探し、定義した関係に沿って広げます。ベクトル検索は必要なところで加え、類似度だけの経路にはしません
05
固定した質問集(ゴールドセット)で、作業の前と後の精度を比べます
06
用語集と関係を、社内で更新し続けられる手順にしてお渡しします
| 費用 | 開発内容・対象範囲を伺い、個別にお見積もりします。 |
|---|---|
| 初回のご相談 | 無料です |
| 最初の範囲 | 業務を 1 つに絞った用語の棚卸しから始めます。全社の用語辞書から始めると、たいてい途中で止まります |
| 最初に効くこと | 多くの場合、グラフを作る前の用語の統制だけで、検索の取りこぼしの大きな原因が 1 つ消えます |
使われる場面
自社での実践
自社の検索エンジン Hadano AI Cabinet でも同じ方法を使い、測定の記録を h-c.ai に公開しています。法令データを構造化したシステム「復興コンパス」は、デジタル庁「法令」×「デジタル」ハッカソンで、代表の興野が参加したチームとして法令等データ利活用賞を受賞しました(受賞の記事)。進め方の詳細は設計の記事に書いています。
よくある質問
多くの場合、モデルではなく知識の構造に原因があります。用語の揺れや同義語・略語が整理されていない、概念どうしの関係や制約が定義されていない、部署ごとにデータの意味が違う。この状態では検索が正しい箇所を拾えず、LLM も文脈を取り違えます。
オントロジーは、概念・関係・制約を定めた設計書です。ナレッジグラフは、その設計書どおりに実際のデータを入れた実体です。設計書なしにグラフを作ると、データを入れるほど矛盾が増えます。
業務を 1 つに絞り、その業務で使われている用語の棚卸しから始めます。AI が実際に間違えた質問を 20 件ほどお送りいただくと、原因の見当が早く付きます。
できます。用語の統制、関係の定義、根拠をたどれる検索への組み替えで立て直します。作業の前と後で、同じ質問集を使って精度を測ります。
使えます。kintone のアプリは項目と関係が決まった業務データなので、項目の意味と用語を定義すると、AI が取り違えにくくなります。kintone 側の開発は AI × kintone のページをご覧ください。
開発内容・対象範囲を伺い、個別にお見積もりします。最初の範囲は業務 1 つ分と小さく決めます。初回のご相談は無料です。
はい。用語集と関係を更新し続ける手順の設計と、社内への引き継ぎまでを範囲に含めています。
原因の見当が早く付きます。初回のご相談は無料です。